今年で13年目になりました、恒例行事の鶴山小学校6年生天然ガス事業所工場見学を開催しました。
今回は11月21日(木)22日(金)の2日間で6年生2クラスの皆さんをご招待しました。
見学会の状況をより分かりやすくするように写真大きめでリポートします!!
▲当社のマスコットキャラクター「津山がす丸くん」です。風船バージョン!!
▲最初は「天然ガスのふしぎ発見」の教材でしっかり勉強しています。
みんな集中して見ています。
その後管理室へ移動して、供給エリアの説明、ガスの送出量や圧力・温度・付臭濃度等
をパソコンで管理している説明、ガスの熱量計(ガスクロマトグラフ)の説明をしています。
同時に管理室のガスの床暖房を体験してもらっています。(興味津々です!)
▲液体天然ガスを運んで来るローリーの大きさ、貯槽タンクの大きさに驚きを隠せない
生徒たち。(かなり興奮してきています。)
ローリーに車載された気化器から冷気が溢れ出ています。
液体から気体に変わると体積が600倍に膨張する性質を利用し、ローリー内の圧力を
上げる事によって、背の高い緑の2本のタンクに送ることが出来ています。
▲LNG(液化天然ガス)がどれくらい冷たいか、配管に水を掛けてほんの一瞬で氷になる
様子を実演し、その氷を生徒たちが実際触っています。(生徒たちのテンション上がっ
てきました!)
▲LPガス(液化プロパンガス)のタンクです。
都市ガスは天然ガスだけでなく、プロパンガスも少し加えて、基準値の46MJに熱量調整しています。
ここで生徒たちはタンクに書かれている「津山瓦斯株式会社」の文字に注目しています。
“瓦斯“の漢字の読み方に興味深々です!
何を隠そう“瓦斯“(ガス)という漢字は津山出身の江戸後期蘭学者「宇田川榕庵」が作ったとされています。
先生方も知らなかったみたいで驚いていました。生徒はノートに瓦斯という字を書き留めていました。
(とても良い勉強になりましたね!)
▲ガス特有の臭いを付ける装置がある付臭室です。天然ガスには臭いが無いので、ガスが
漏れた時でも誰もがガス臭と判断できる様な臭いを付けることが義務付けされています。
生徒たちは入る前から「なんか臭い気がする~」と言って鼻を抑えながら入っています。
(テンションが一気に下がってきました・・・)
▲付臭剤の容器の説明をしています。
この容器は誤って転倒した場合や何かの衝撃によって転がった場合等に、中の付臭剤が
漏れないような頑丈な容器になっています。この容器自体で数十万円します。
(生徒たちは金額を聞いてびっくり!!)
▲ガス管の説明をしています。黄色い色のガス管は”PE管”と言って、ポリエチレンで出来たガス管です。
主に土中に埋設使用しますが、鉄の管の様に錆びる事もないし、地震に対しても非常に強いガス管です。
(真剣にノートに書いている生徒もいますが、生徒はお疲れ気味になっていますね)
▲続いてガスメーター(マイコンメーター)の説明をしています。
ガスの使用量を計測するほか、異常を感知した場合にガスを自動的に止める役割もしています。
(生徒たちは集中力が途切れてきています)
▲ガス空調設備GHPの説明をしています。
一般家庭ではあまり使用されませんが、鶴山小学校様等の学校関係を始め、病院等の大きな建物の
空調に利用されていますが、天然ガス事業所内の暖房や冷房も都市ガス用GHPを使用しています。
(一部の生徒たちの集中力は完全に崩壊しています)
▲液体窒素を使った実験をしています。
液化天然ガス(-162度)の極低温がどの様な世界なのか、代替えに液体窒素(-196度)を使って実験をしています。
(生徒たちは一気に興味津々で目を輝かせ、先ほどのお疲れモードは一気に吹き飛んでいます!!!)
毎年、液体窒素の実験は大好評です!
▲上から6年2組、下が6年1組の集合写真の様子です。
最後になりましたが、今回見学に来て頂いた鶴山小学校の皆さん、長時間の見学会疲れ様でした。
先生方につきましては大変お世話になりました。今回の見学を通じてガスが安全で身近なものと
感じて頂ければ嬉しく思います。どうも有難うございました。