毎年の恒例行事になり、12年目を迎えました天然ガス事業所工場見学ですが、
今年も11月27日・28日・30日の3日間、鶴山小学校6年生3クラスの皆さんを
ご招待致しました。
天然ガス事業所では、LNG(液化天然ガス)を姫路工場からローリー車によっ
て毎日運ばれていて、LNG(液化天然ガス)は、下の写真の緑色の2本のタン
クに一旦保存されます。
その後は、液化天然ガスを気体の天然ガスに戻す気化器という設備を通り、付
臭室でガスの臭いを付けて圧力を調整しながら、ガス管を通って都市ガスを使
用されているお客様宅のガス器具に届けています。
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↑ 当社マスコットキャラクターのがす丸くんと一緒に集合写真。
↑ 管理室です。ガスの送出量や圧力・温度・付臭濃度等をパソコンで管理しています。
↑ 液体天然ガスをローリーに車載された気化器を通して、気体にする設備です。液体から気体に変わると体積が600倍に膨張する性質を利用し、ローリー内の圧力を上げる事によって、背の高い緑の2本のタンクに送ることが出来ています。
↑ 温水ボイラー室です。液体の天然ガスは、マイナス162度非常に低温で、放っておくと設備がどんどん凍っていくので、温水を使って氷を融かしたりする役割があります。
↑ DVD天然ガスのふしぎ発見を鑑賞して頂いて、天然ガスの基本知識を学んでいます。
↑ 気化器にマイナス162度の液化天然ガスが通る為、発生する冷気によって雲海の上に立っている様に見えます。毎回、子供たちは必ず言います「ガス漏れだあ~!」(;^ω^)
↑ ガス管の説明をしています。黄色い色のガス管は”PE管”と言って、ポリエチレンで出来たガス管です。主に土中の埋設使用しますが、鉄の管の様に錆びる事もないし、地震に対しても非常に強いガス管です。
LNGローリーにステンレス製のフレキシブル管を接続しています。通常は銀色の管ですが、写真の管は周囲が凍っている為、白く見えています。
↑ ガス特有の臭いを付ける装置です。天然ガスには臭いが無いので、ガスが漏れた時でも誰もがガス臭と判断できる様な臭いを付けることが義務付けされています。
↑ マイナス162度の液体天然ガスの世界を説明するにあたり、マイナス196度の液体窒素を使って実験をしています。通常温度では、衝撃に強いガス管も、極低温状態ではハンマーで簡単に壊れてしまう「低温脆性」の実験や、空気入った風船が萎んでいく実験など、行いました。※子供たちは非常に興味を持って見てくれています。
私たちが豊かな生活を送る為には、ガス・電気・石油など、様々な種類のエネ
ルギーが暮らしの中で使われています。今後もこのエネルギー環境についても
興味を持って頂ければと思っています。鶴山小学校6年生の皆さん、見学会参
加ありがとうございました。
鶴山小学校5年生の皆さん、来年の見学会で会いましょう。